福岡市民間建築物吹付けアスベスト除去等対策事業について
福岡市では、吹付けアスベストが施工されている民間建築物の分析調査費(上限25万円)や除去等工事費(除去費の2/3、上限300万円)を補助する制度があります。
吹付けアスベストとは
吹付けアスベストは灰色の繊維状のもので、耐火・断熱や防音のために、建築物の駐車場や機械室の中の天井・壁に使用され、石綿含有吹付け材(レベル1)に区分されています。
アスベストは、髪の毛の5000分の1程度のとても細かい繊維です。
アスベスト繊維は、空気中に浮遊しやすく、人が吸入すると肺の中に長期間残留して、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫、肺がんを引き起こす可能性があります。
事業の対象について
対象者
- 建築物の所有者(分譲マンション等の場合は、管理組合などの代表者)であること
- 市税の滞納がないこと
- 暴力団員及び暴力団と密接な関係を有する者に該当しないこと
- 大規模な事業者でないこと(中小企業基本法第2条第1項第1号から第4号に定められている、資本金の額又は出資の総額及び常時使用する従業員の数を超えてその事業を営むものとする)
対象建築物
- 福岡市内にある民間建築物
- ①分析調査事業の場合は、吹付けアスベスト(レベル1)が施工されているおそれのある建築物
- ②除去等事業の場合は、吹付けアスベスト(レベル1)が施工されている建築物(分析調査済みの建築物)
対象外とする建築物
- 解体を予定している建築物
- 建築基準法が適用される増改築等を予定している建築物
- 分析調査・除去等工事について既に分析機関・工事施工者と契約済みの建築物
- 分析調査・除去等工事を実行中の建築物
- 分析調査・除去等工事が完了した建築物
- 吹付け建材ではなく、成形板等(レベル2、3)の分析調査・除去等工事を行う建築物
- 既に当該補助を受けた建築物及び同一敷地内の建築物(補助は敷地単位で1回のみ)
対象建材
- アスベストを含む吹付け材(含有するアスベストの重量が当該建材の重量の0.1%を超えるもの)は補助の対象になります。
石綿含有吹付け材(レベル1)

<吹付け石綿>出典:国土交通省

<石綿含有吹付けロックウール>出典:国土交通省
対象外とする建材
- 以下の成形板等(レベル2、3)は補助の対象外になります。
石綿含有保温材等(レベル2)

<保温材>出典:国土交通省
石綿含有成型板等(レベル3)

<スレート波板>出典:国土交通省

<住宅化粧用スレート>出典:国土交通省

<石膏ボード>出典:国土交通省

<長尺塩ビシート>出典:国土交通省

<けい酸カルシウム板第1種>出典:国土交通省
石綿含有仕上塗材(レベル3)

<石綿含有仕上塗材>
補助対象事業と補助金額について
①分析調査事業
- 吹付けアスベスト(レベル1)が施工されているおそれのある吹付け材の分析調査(建築物石綿含有建材調査者が実施)にかかる費用を全額(上限25万円)補助します。
- 建築物石綿含有建材調査者制度等について、詳しくは国土交通省のホームページをご覧ください。
②除去等事業
- 吹付けアスベスト(レベル1)が施工されている吹付け材の除去、封じ込め、囲い込みにかかる工事(建築物石綿含有建材調査者が関与した作業計画に基づき実施する工事)費用の3分の2(上限300万円)を補助します。
- 除去等工事については、関係法令による届出や、耐火性能回復工事など関係法令を遵守してください。
- 除去とは、アスベストを含有した建築材料を除去することをいいます。
- 封じ込めとは、飛散防止剤を用いてアスベストが含有した建築材料を被覆し、又は含有したアスベストを建築材料に固着させることをいいます。
- 囲い込みとは、アスベストが含有した建築材料を板等のアスベストを透過しない材料で、囲い込むことをいいます。
申請方法について
事業の流れ
- 事前相談(申請者が行うこと)
- 現地調査(市が行うこと)
- 補助金の交付申請(申請者が行うこと)
- 補助金交付決定(市が行うこと)
- 業者と契約(申請者が行うこと)
- 事業の実施(申請者が行うこと)
- 完了実績報告(申請者が行うこと)
- 補助金交付の確定(市が行うこと)
- 補助金の請求(申請者が行うこと)
- 補助金の支払い(市が行うこと)
1.事前相談
補助申請にあたっては、補助の対象か確認するため必ず事前相談が必要です。
事前相談は、電話または、メールにてお問合せください。
お問い合わせ先(クリックするとジャンプします)
2.現地調査
市が現地調査を行います。
3.補助金の交付申請
補助金の交付申請にあたっては、以下の書類が必要になります。
①分析調査事業の場合
- 補助金交付申請書(PDF:77KB)(ワード:45KB)
- 確認済証等の写し又は建築確認等台帳記載事項証明書
- 登記事項証明書(建築物)
- 写真(建築物の全景、対象部位、対象部位の状況等)
- 図面(位置図、配置図、各階平面図、立面図、断面図等)
- 見積書
- 仕様書
- 建築物石綿含有建材調査者講習修了証明証の写し
②除去等事業の場合
- 補助金交付申請書(PDF:79KB)(ワード:49KB)
- 確認済証等の写し又は建築確認等台帳記載事項証明書
- 登記事項証明書(建築物)
- 写真(建築物の全景、対象部位、対象部位の状況等)
- 図面(位置図、配置図、各階平面図、立面図、断面図等)
- 見積書
- 仕様書
- 建築物石綿含有建材調査者講習修了証明証の写し
- 分析調査結果報告書
4.補助金交付決定
市が補助金の交付決定の通知をします。
5.業者と契約
業者と契約にあたっては、交付決定の通知を受けた日以降に以下の業者との契約が必要となります。
- ①分析調査事業の場合は、分析調査業者
- ②除去等事業の場合は、工事業者
6.事業の実施
事業の実施にあたっては、以下の事業の実施が必要になります。
- ①分析調査事業の場合は、分析調査(実施期間は、やむを得ない事情がある場合を除き、交付決定の通知を受けた日から起算して30日以内にしてください)
- ②除去等事業の場合は、除去等工事(実施期間は、やむを得ない事情がある場合を除き、交付決定の通知を受けた日から起算して90日以内にしてください)
7.完了実績報告
完了実績報告にあたっては、以下の書類が必要になります。
①分析調査事業の場合
②除去等事業の場合
8.補助金交付の確定
市が補助金の交付額確定の通知をします。
9.補助金の請求
補助金の請求にあたっては、以下の書類が必要になります。
①分析調査事業の場合
- 完了実績報告書
- 分析調査報告書
- 契約書の写し
- 請求書の写し
②除去等事業の場合
- 完了実績報告書
- 分析調査報告書
- 契約書の写し
- 請求書の写し
10.補助金の支払い
市が補助金の交付確定した額を申請者へ支払います。
申請期限
- 申請期限に関わらず、予算がなくなり次第、受付を締め切らせていただきます。
- 申請期限以降も、翌年度事業に向けた事前相談は随時受付けています。
①分析調査事業の場合
令和8年12月25日まで
②除去等事業の場合
令和8年11月27日まで
申請窓口
住宅都市みどり局建築指導部建築調整課
住所:福岡市中央区天神一丁目8番1号(本庁舎4階)
窓口受付時間(平日のみ)
午前:9時00分~11時30分
午後:13時00分~16時00分(火曜日、水曜日の受付は午前のみ)
関連リンク
よくあるお問い合わせ
Q1.アスベストとは
「アスベスト」(石綿(せきめん、いしわた)とも言います。)は、天然に存在する繊維状の鉱物です。耐久性や耐熱性に優れているため、全面禁止される以前は、建材のほか、自動車のブレーキ、ビニル床タイルなど、身の回りのさまざまなものに使われてきました。このうち、アスベスト繊維をセメントや水と混合し吹付けたものが「吹付けアスベスト」で、アスベスト繊維が飛散する恐れがあるため、対策が必要です。
Q2.吹付けアスベストはいつ頃まで使われていたのですか
昭和50年以降段階的に規制され、平成18年に全面的に使用が禁止されました。それより前に建てられた建物は、特に古い建物ほど、吹付けアスベストが使われている可能性があります。
Q3.吹付けアスベストはどこに使われている可能性がありますか
木造の戸建て住宅に吹付けアスベストが使われていることは、通常ありません。
一方、マンションなどの共同住宅では、駐車場や機械室の中などに使われている可能性があります。事務所ビル、店舗、倉庫、工場の場合、比較的規模の大きい鉄骨造の建物に、耐火性能を高めるために使われているほか、それ以外の構造の建物でも使われている可能性があります。
Q4.解体工事の場合、補助を受けれられますか
補助を受けることは出来ません。
解体工事に伴う、分析調査や除去等工事については、補助の対象外です。
Q5.外壁の塗装にアスベストがあると言われましたが、補助は受けられますか
補助を受けることは出来ません。
石綿含有仕上塗材については、レベル3であり、「吹付けアスベスト」ではないため、補助の対象外です。
Q6.壁や天井の板材にアスベストが含有していると言われましたが、補助を受けられますか
補助を受けることは出来ません。
石綿含有成型版等については、レベル3であり、「吹付けアスベスト」ではないため、補助の対象外です。
詳しくは、下記までお問い合わせください。